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自分の中で始まった「戦い」

今回の「コーヒーブレイク・インタビュー」では、
シンガーソングライター、ゴスペル講師のNOBU(鬼無宣寿)さんに、
これまでの信仰の歩みをお語りいただきました。

大学卒業後、音楽をやりたいと思って東京に一人で来たんです。お風呂に浸かりながら「神様、いつなんですか!もう音楽を諦めた方がいいんでしょうか」と涙ながらに祈っていたのは今でも覚えてますね。まだその時は未信者なんですけども。そこには、大学時代に好き放題生きてきてしまった後悔や不安があったんですね。でもその後、ゴスペルや歌を教える仕事が広がっていって、その時にはもう自分はクリスチャンになっていました。

悩みつつも、しかし自分の求めていた働きが広がっていき、
そしてクリスチャンにもなったNOBUさん。
それは傍目には素晴らしい、充実した生き方に思えます。
しかし、そのこころの中には、ふつふつと大きな葛藤が沸き上がってきていました。

ゴスペルとは、アフリカから連れてこられた黒人たちが強制労働させられ、その中で生まれた神様への呻きなんですね。このゴスペル、そして聖書を知れば知るほど、自分の現実との乖離で、葛藤や苦しみが湧いてきましたね。自分は音楽の仕事をしたかったから東京にいる。だから音楽の仕事を優先して来た。けれどもある時、何かすごく疲れていて何かが足りない。これ何だろうと思った。その時に、自分は礼拝や聖書にちゃんと向き合って来なかったことに気付かされました。そこから、自分の中で戦いが始まりました。

NOBUさんの戦い。それはきっと、私たち一人ひとりの戦い。
どうかこのお証を通して、私たち自身の飢え渇きにも気づいていくことができますように。
番組の終わりに流れる、NOBUさんの美しく力強い賛美もぜひお聴きください!

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