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十字架の道行き

今月は主イエスのご受難を覚え、
けがれなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会会員のシスター岡立子さんに、
民間信心の一つ「十字架の道行き」についてお伺いしました。

「十字架の道行き」は、主の受難・死・復活を思い起こす民間信心の中で一番有名なものです。
主が死刑宣告を受けてから墓に葬られるまでの「14留」
一つ一つの留(ステーション)の前に立ち止まり、祈りをします。

そのようにこの身体をもって、本当に主は私たちの一人になられ、
苦しんでくださったのだと体験していくのですね。…

ついつい、頭だけでこの神様の神秘のことも
理解したつもりになってしまう私達。
しかし、聖書を読んで「はい、わかりました」で済むものではないですよね、
とシスターは語ります。

私達の信仰も、勉強すれば終わり、聖書を読めば終わりだとすると、
生きることとは分かれたものになってしまう。

民間信心の役割はそれを埋めるというか、本当にイエスが私たちの一人となり、
共にいてくださるという実感を私達の信仰のうちに
取り戻すところにあるのではないでしょうか。

キリスト者が自分たちの弱さを知るからこそ
受け継がれ続けてきたこの素朴な知恵。

心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして
主イエスの歩みを追い続けてきた先人たちに私達もぜひ連なり、
このレントの時を過ごしたく願います。

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